志のある経営 〜ママの夢を形に〜
堤 香苗
株式会社キャリア・マム 代表取締役
くちコミで広がる全国10万人の主婦のネットワークを母体に、マーケティング、プロモーション、MS(覆面調査)、SOHO支援など、在宅でのワークシェアリングをビジネス化。CSRを意識し、透明性の高い経営を続ける。ママとして、妻として、社長として、「経営者に必要な志」「人が活きる組織」について連載していきます。
2010年02月08日(月曜日)
値段優先の功罪
新春、早春、と言っても、毎日まだまだ寒い日が続いていますね。日本経済も同じで、いつになったら景気が上昇することやら…。そんなご時世になると、ことさら安くていい物へと流れていって、企業体力のない会社の経営者にとっては、辛い時代と言えるでしょう。
さて、実は私とっても寒がりなんですね。冬になると今までは「ダマール」というダイアナ王妃御用達のあっちものの下着をヘビーローテーションしていたのですが、今年は秋を過ぎても、一通もDMが来ない…。もしかして、と思ってサイトを調べてみたら、倒産のお知らせが…。気に入った商品を作っていた会社が倒産する、ということは、二度とそこの商品が手に入らない、ということなんです。幾つか他のメーカーのシャツやタイツをためしても、あんなに暖かい下着はなかったなあ、と、残念至極です。価格優先の消費者が、いい商品をつぶしてしまったのでしょうか?
安いことで、数年前に比べて格段に伸びたのが、各スーパーのPB(プライベートブランド)商品です。私は宅配利用が多いのですが、それでも、店頭に行った時には、あまりに判りやすい値段の差に、思わず買ってしまうことも増えました。まあ、使ってみれば一目瞭然なので、その後は元のブランドに戻すこともしばしばなんですけどね…。
こういう風に、ユーザー側が深く考えずに、ただ「安い」ものだけを追い求めていくと、大事なものを失ってしまうんじゃないかなって最近思うんですよね。ハンバーガーにしても、マクドナルドとモスバーガーだけになっちゃうんじゃないか、とかね。
今、マイブームなのは、小田原は国府津の米なんですが、これ、実に丁寧に作っていて、なんと田んぼには一切農薬を撒いてないんですよ。でも、ご飯だけで食べられるぐらい、甘みも優しさもあるんですよね。もちろん、値段も5kg 3,500円ですから、バッタ品とか入れてる激安スーパーで買うのに比べれば、結構な贅沢かもしれないですが、何より商品にかける愛情が流通品と比べて格段に違うと思うんです。守りたい商品は、私たちユーザーもそれなりの意識でコストをかけないといけないし、この考え方ってアウトソーシングビジネスをやっている私たちも、顧客に持ってもらわないといけない視点ですよね。この会社のコストはかさばるけど、大事にしたい会社だから契約する、みたいな…。いくらで売るか、売れるか、も大事だけれど、「こういうバックグラウンドのこの会社から買いたい」っていう顧客感情が、今年のような厳しい経済状況の中で生き抜くには必要だと思うのですが、みなさんはどう感じられますか?
2010年01月25日(月曜日)
朝時間の活用
1月もあけて、すでに20日が過ぎましたが、新年の誓いは継続されていますか?私はどちらかというと豆腐の根性なので、子供たちと始めた交換日記も滞り、自分の日記も3日坊主ならぬ1日坊主。年末の整理整頓も頓挫し、なんだか気持ち的にもへしゃげることが多いので、「小さいことから自分を変える」ではないけれど、朝を活用することに決めました。
とは言っても、晩も遅いことも多いので、いつもいつも朝早く起きられるわけでもなく、女性特有の体のリズムもあって、一旦起きても二度寝した布団の気持ちよさもあり、特に冬は部屋の暖房が効くまで…と布団にもぐっているうちに、気づけば1時間も過ぎて…なんてこともざらです。どうしたら、この朝時間の活用が上手くいくかと思っていたら、先日「朝の時間を活用させようとしたら、一番楽しいことをその時間にやればいい」というアドバイスを読んで、まさに目うろこ状態でした。朝起きたら、やっぱり勉強とか、仕事の先取りとか、そんな効率優先の事しかしちゃいけないかと思っていたら、「美味しいケーキをご褒美に食べる、とか、朝のんびりお風呂に入る、とか、自分がやりたいって思ってることをやるのがいい。そんな贅沢な時間の使い方が出来るとわかれば、早起きもつらくない」と結んであって、至極納得です。早く起きて、やらなきゃいけないことを先にやって、余った時間で楽しもうと思っていたから、いつまでたってもおいしいニンジンにありつけなくて、モチベーションもダウンしてなし崩しになるぐらいなら、クセがつくまでは、たくさん自分にいい子いい子してあげてもいいんだって思ったら、ちょっと早起きが楽しみになってきて、げんきんなものです。
今年、起業を考えている人も、仕事や家庭で引き続き頑張る人も、つまらないって思っていると、何もかもやる気が出ないけど。ちょっと邪道かな?って思っても、自分自身の楽しみやマイブームを、何かアクションしたことのご褒美につけておくと、動き出すのが楽しくなってきますよ。私の朝時間活用も、今のところ1勝9敗ぐらいですが、春には8勝2敗ぐらいまでアップしていこうと思っています。今年もたくさん楽しいことを見つけて、自分の人生を彩りましょうね!
2009年12月16日(水曜日)
本から学ぶ事
優秀な経営者は、本好きの方がたくさんいますね。私は残念ながら、好きなんだけど冊数をこなすことはできないタイプなので、本や雑誌や副読本などを合わせて知識を吸収しております。
でも、本屋は好きですね。最近はいわゆる通常の小説などのコーナーに立ち寄ることは少なくて、やっぱりビジネスコーナーばかりのぞいています。
最近のビジネス本は、随分と内容も文章もやわらかいものが多くなって、中学生ぐらいでも楽しく読める感じですよね。まあ、忙しいビジネスパーソンに、あまり難しい内容では最後まで読む前に睡魔が襲うっていうことなんでしょうが、でも、簡単に読めるからといって、内容が薄いか、というとそういう本ばかりではないところが、本の奥深いところです。
この経営者ブログのコーナーに隣接して、おすすめの一冊的にそれぞれの方が本を推薦していらっしゃいますけど、ほんとに多岐に渡ってますよね。私は、気に入ったビジネス書は、線を引いたり、時にはマーカーを入れたりして、古本屋には売らずに自分の手元にキープしています。ときたま昔読んだ本を取り出しては反芻したりすると、読んだ当時には気づかなかったことに、いきなり視界が開けて繋がると感じる瞬間があります。経験が、本の内容を深堀することを可能にしたわけです。また、経済状況がかわって、「勝てるメソッド」が通じなくなることもあったりして、それはそれで興味深いものがあります。
人との対話は、得てして自分の都合の良いように解釈していることも多いけれど、本は極めて不特定多数の読者を想定して、客観的にわかりやすく表現されているので、浅い解釈こそあれ、誤解は少ないですね。読むスピードの差こそあれ、これからビジネスを始めようと思っている方、ビジネスパーソンの方には、本の方が知識を増やす上では有益だと思います。多分、それが一番大きい読書から得る知識やパワーなんでしょうね。
ベストセラーが全てではないと思うので、時には本屋の棚の前で、いろんな本を手に取りながら、自分がつきあいやすいものを選んでみるのも良いと思いますよ。今年の年末年始休暇は短くて、弊社の社員を見ていてもほとんど旅行や帰省をしていないようです。そんな時こそ、巣篭もり読書で新しい年のエネルギーをチャージしてみては、いかがでしょう?
2009年12月07日(月曜日)
社長になる人、ならない人
12月になると、少しずつ納会・忘年会が増えてきますね。その手の集まりが多いので、社長さん同士で話をしながら飲む機会も多いのですが、いつも感じるのは社長になる人にはいくつかの特徴がありますね。
まず、会社の大小に関わらず、どの社長さんも話をしていてとても面白い方ばかりです。それは、自分の会社で扱っている商品やサービスだけでなく、お客さんのニーズや業界の動向、社会状況の変化など、経営という視線を通して日々考えている中で、自然と話の視点が複眼的になるんですね。もちろん、これって、「経営者」という立場だからそうなった、っていう部分も多いのでしょうが、ひとつの結論にたどりつくまでの背景の仮説をたくさん持っている事が魅力の一番の部分なんだと思うんです。多分、社長になる前にも、そうやって物事をいろんな角度から見てみるくせがある人だと思うから、それが高じて経営判断のできる人になった、っていう感じなのかな?
あとは、みなさん社長さんだからという事もあるのでしょうが、自分の意志で決断しますね。右へならえ、とか、他の方に決定を委ねる、なんていう人は少ないので、それぞれ喧々諤々我が道を行く、で、はっきり自分の言葉で意見が言えますね。もちろん、妥協しなくて結論がまとまらない、ってこともあったりして、気まずい空気になることもあるけれど、それとてずっと引きずる人も少ないし、言いたい事を言った後は、その場のトップの判断に委ねるっていう感じかな?それはそれで気持ちがいいですよ。仕事のキャリアの短い人ほど、自分で何かを決定する事を怖れる人が多いですよね。失敗するのが怖いのか、できないとかっこ悪いとか、怒られるのが嫌なのか…。でも、本当にかっこ悪いのは、いつまでも責任の持てない人、判断を他人に委ねる人だと私は思っています。そのあたりが、トップにたてるかたてないか、の、分かれ道になるんでしょうね。
ただお酒を飲んでくだを巻いてるだけでなく、他人の振り見て…で、社長の器としてふさわしいかどうか、なんてことを考えながら、今年の忘年会を過ごしている堤でした。みなさんも、「いつも同じ話ばっかりでうっとうしい〜」なんて嫌がらずに、たまには零細企業のおやじ&おばはん社長の話も聞いてみると、ひょっとしたら昨日と違った気づきがあるかもしれませんよ!
2009年10月13日(火曜日)
自分探しは、そろそろ卒業しませんか?
今回は、ちょっと辛口コメントで失礼します。今年一年、キャリア・マムでは、若年者(大学卒業後30代前半ぐらいまでのイメージでしょうか)と、女性の再就労(就職)支援のセミナーを、手弁当で行っています。もともとキャリア・マム自体も、働く意欲がありながらも、子育てや介護、障害などで会社に通勤できない女性たちを、なんとか社会とつないで、彼女たちの能力を活用したい!という思いから始めた会社ですから、別に、ギャラをもらおうが、もらわないが、そういう機会が作れるのであれば、今までの資産は提供したいと思っているわけです。
が、やはり、「もっと、よりよい自分の働き方を見つけたい人」と、「今の自分にできるベストを、社会や他人の為に役立てたい」と思う人と、微妙な温度差があるわけです。もちろん、就労前の学生さんに社会人の厳しさを説いても、馬の耳に念仏状態でしょうが、なんだか「甘いよなぁ」と思うことがしばしばあります。もちろん、いい大人でもありますけどね。
何が決定的に違うのかと言うと、考え方の基本が「自分」なのか「相手」なのか、なんですね。ここ、「他人」ではなく「相手」ですから、お間違いなく。つまり、ビジネスって、自分と相手との関係の中でしか成り立たないもので、しかもそれに金銭という見返りまで付いてくるわけなんですが、年齢に関係なく「自分がどうしたいか」にこだわる余り、相手のことを全然考えていない人が多いんですよね。自分にあった職業とか、自分にあった会社とか、自分が活かされる仕事、とか…。もちろん、好きか嫌いかという嗜好の問題はありますが、多分仕事って、いろんなものに自分を合わせていくことが先で、その先に自分らしさとか、自分のキャリアが花開くんだと思うんです。すぐに会社を辞めてしまうパターンの人は、この部分が本末転倒で、「自分が活かされないから辞める」とか「自分が活躍できる会社じゃないといやだ」とか、自分が顧客や会社の為に、いかにして役立つかという思いに至らない。なんだかちょっともったいないですよね。
私自身の事で言えば、別にずっと最初から社長をやっていたわけではなく、アナウンサーという形で番組制作に関わっていたこともあるし、事務局でコーディネーター業務ことをしていたこともあるし、通訳みたいな事務をやってたこともありますが、いつも考えていたことは、「どうすれば、自分が役に立つのか」を、上司や顧客(相手)の声を聞きながら考えていたということです。別に、仕事のやり方も商売の仕方も誰にも教えてもらわなかったけど、それは「こんな風に仕事したいなあ」っていう人のマネをして、盗んで自分なりに消化すればいい、って思ってました。今求職中の人って、そのあたりの貪欲さがないなあ、ってかなり残念に思うことが多いんですよ。
起業するにしても、就職するにしても、相手基点の考え方、是非持って下さいね。幸せの青い鳥が、自分の隣にいたように、自分探しから相手探しに、視点を移してみませんか?
2009年09月29日(火曜日)
変化を受け入れる
8月の総選挙で、永遠に続くかにみえた自民党政権から、民主党へあっさりと変ってしまいましたね。私は経営者なので、少しバイアスのかかった見方をしてしまうので、どちらを支持するっていう話ではないのですが、今まで、日本人の特に高齢者や地方在住者は、『変化することを好まない』風潮があって、自民党支持率が高かったのかなあ、なんて思ってたところもあるんですよね。ただ、結果を見れば、どこでも民主党ってことで、これはみんなが変化を受け入れた結果なんでしょうかね。それとも、オバマ選挙を見ていて、「CHANGE!」に慣れた結果でしょうか…。
ずっと同じままって、やっぱり組織社会にとってはあまりいい事ではないんでしょうね。もちろん、日本は仕組み的に、大企業が安定して商売をしやすいことになっていますが、それとてこのグローバル時代には、世界のどっかの国に風が吹けば、玉突きで日本の国の企業もずっこけたりするわけですよ。もう、周りががんがん変化していっているのだから、それに応じて変化できない企業はどれだけでかかろうが淘汰されてしまうんですね。氷河期の恐竜のように…。
となれば、小回りのきく小さい企業の出番です。企業体力のない弱小企業になってしまってはだめだけど、社員全員が変化を受け入れられて、自身もその変化に合わせて(ほんとは、変化の先をいけるといいんだけど、そんなのは経営者だって毎回上手くできているわけじゃないものね)順応していけるのが理想ですね。そのためには、いつも『目的』を見失わずに、脱前例主義、脱成功体験でいくしかないわけです。
今や一般市民ですら変化することを選らんでいるんですから、企業がそれに遅れをとっては、顧客はいなくなってしまう、ということです。実は私自身、初めて経験する物事は、成功/失敗を割合でいうと失敗することの方が多いんですよね。だからこそ、人より早くそのジャンルに飛び込んで、「何が失敗の原因なのか、どうやると成功に切り替わるのか」を身を持って知ることで、先に成長していけるんですね。会社がでかかったら、流行ってから本読んで勉強すればいいわけで、そこから舵を切っても、企業体力で十分利益に追いつけますものね。
答えが読めないからこそ、少ないデータを確実に集めて分析・予測を立て、ビジネスをする醍醐味の『知恵の時代』にきたんでしょうね。みなさん、互いに頑張りましょう!
2009年08月10日(月曜日)
インターン生よ!もっと貪欲に!創業希望者よ!もっと人生を駆け抜けよう!
私は、キャリア・マムを株式会社にしてからずっと、大学生をはじめとする学生のインターン生を迎えることにしています。社会に出る前に、企業活動というのがどんな感じで行われているのか、知ってもらえる機会を提供するということが、少しだけ早く社会に出た私たちの使命だと思っているんですよね。
インターン生にきくと、大手企業なんかだと、いかにも「学生さん向け」みたいなカリキュラムを、粛々と進めるだけで、あまり面白くないっていうパターンも多いそうなんですが、手前みそになりますが、うちの会社は、取締役会と株主総会以外の、ほとんどの会議に出席可能だし、営業会議もマネージャー会議も、本人が望めば細かい数字も含めて全て開示してもらえます。顧客同行も可能だし、たぶん、そんじょそこらの会社より、面白い体験ができるんじゃないでしょうかね。
今どきの若いもんは…とぼやくほど、私も年寄りではありませんが、いい意味でも悪い意味でも、むちゃくちゃ素直ですよね。私なんか、もっと破天荒だった気もしますが(それは、個人差かな?)20代の前半って、望めば何でも手に入ると思ってましたもんね。あんまり寄り道しないっていうか、社会にでるまでに、なんとか「ちゃんとしないといけない」って思ってる感を、強く感じます。私自身は、若い頃はとっても強気というか厚かましいというか、「これだけやってんだから、これだけもらいまっせ!」って感じで仕事してましたよね。教えてもらって…なんて尻の青い小僧みたいなことは絶対に言いたくなくて、意地でも盗んでやる!って感じで仕事の評価をもぎとっていきました。きっと、そのあたりのガッツというか、貪欲さ、みたいなのが、なんだか私には物足りないんでしょうね。
私が、会社組織というものに、長く所属してないから余計にそう思うのかもしれませんが、(「マニュアルは自分だ!」みたいなタイプは、組織にはあまり向かないですから)若い人だろうが、創業を目指している人だろうが、この貪欲さがもっと感じられると成功するんでしょうね。確かに、40も半ばにくると、創業時みたいな貪欲さがあるかと言われれば、ちょっと下を向かざるを得ないところもありますが、人生たかだか数十年、思いっきり駆け抜けてみるのも、悪くないんじゃないかと思いますが、みなさんはいかがですか?
2009年07月03日(金曜日)
起業することを、もう一度考えてみる
バブルがはじけた後の不況の入り口の時とは微妙に違うようにも思うのですが、数年前までのなんとか景気の時とも、投資ブームを追い風の起業ブームとも、ちょっと違う感じの今日この頃ですが、みなさんは毎日自分の仕事を誇りに思って働いていらっしゃいますか?
今年の頭から、レールに乗っての就職を拒否して、もう一度自分の人生とガチンコに向き合っている「日本ベンチャー大学」で、特別講師として2ヶ月に1度、本物の日本男子(ニッポンダンジ と読んでいただけると嬉しいです。笑)に成るべく頑張っている10名前後の男子学生たちに講義をしています。もう一度、「自分らしく働く」事の意味や、『起業する』ことそのものを、私自身も考えるいい時間になっています。
こんな時代でも、若い人たちが企業家を呼んでの懇親会や懇話会、ベンチャー起業家たちのネットワークのためのしかけ作りなど、いろいろな動きをしていますね。自分自身が会社を始めた時との時間の流れというか、次を模索している自分との差を、良い意味で客観的に眺めています。このブログを読んでいるみなさんは、起業派、なんでしょうか、それとも、起業する人を応援する派、なんでしょうか。もっとプリミティブで、「何かやりたい!でも、どうやっていいのかわからない」というように、意欲の塊なんだけど、方法論というか手段を持ってない自分にいらいらしている、とかでしょうか。
最近は、「起業するのにものすごい大義名分なんか要らないよ」と、講演では話をしていますが、でも起業って、「頭で考えてすることでもないんだろうなあ」ということも以前からかわらずに思っていることです。「やりたい」って思っているのなら、致命傷まで負わないようにしておけば、どうせあと何十年の人生なのだから、やらずに後悔するよりは・・・って思うところです。前述のように、地元で若年層と女性の就労支援のセミナーや相談会をおこなっていると、若い方とシニアの方のご相談が圧倒的に多いんです。女性は子育てがひと段落した頃の40代前後ぐらいで、ものすごく大きなビジネスマップの人は少ないけれど、自分の興味のある部分での起業志向の方が強いです。
起業にするか、趣味にするか、それを分けるのが、多分、事業計画書であり、誠実な行動と諦めない粘り強さなんでしょう。会社を作ることは簡単で、でも、事業を続けていくことは、並みの体力・気力ではムリですし。そのあたりを毎回、話をしていますが、上手く伝わっているのかなあ・・・とも思います。今年の残り10回前後で、これから起業する人たちを応援できるような記事を、書いていければと思っています。どうぞ、最後までよろしくお付き合いの程を!
2009年05月22日(金曜日)
笑顔の力
ここ数ヶ月、人の評価をすることが続きました。評価自体も大変ですが、評価を伝えることが実はもっと難しくて、評価とその意味をまるまんま受け取ってもらえれば嬉しいのですが、良い評価でも驕らず(おごらず)悪い評価でも腐らず(くさらず)にいてもらえるかどうか、評価を伝えた後からもいつも気にしています。
面白いもので、笑顔の感じのいい人は、仕事の評価もいい人が多いですね。笑顔だから、あたりがよくてとか、愛想がいいから評価者の評価も上がる、ということもあるかもしれませんが、自然な笑顔は相手を安心もさせるし、言いたがりの上司からのノウハウやアドバイスを引き出すこともできるのでしょう。そんなことで、長い目で見るとやはり、苦虫をかみつぶしたような顔や眉間にしわのよる八の字眉毛の人よりも、笑顔が自然な人の周りには同じように笑い声があふれ、活気に満ちた組織のように感じられるのでしょう。
私自身は画面に出る仕事をしていたので、他の人と比べれば表現をしたりコミュニケーションすることは苦でなく見えるようですが、それでもプライベートとなると多少なりとも気をはって心がけなければやりきれないところも多々あります。まあ、1人で調べ物をしている時にニコニコしているのも逆に気持ち悪いでしょうし、そのあたりはTPOをわきまえてということで考えてもらえばいいのですが、やはり笑顔は顔の筋肉が形成する表情のひとつなので、あほらしいと思わずに練習することは必要だと思います。今TV画面の前の活躍しているアナウンサーたちも、グラビアモデルたちも、笑顔をはじめとした表情の練習をちゃんとやっているんですよ。
じゃあ、どんな練習をすればいいのか?と思う方のために、この回のしめのブログになりますので、素敵な笑顔を作るための練習方法を、少し伝授いたしましょう。
まず、顔の表情筋が笑顔を作るわけですから、顔の筋トレから入ります。つまり、筋肉をつける、というよりも、ほぐす=柔軟体操をしていきましょう。そして、加齢は筋肉を引力にそって下げますので、リフトアップもしていきます。顔を大きく見開く(口や目や鼻を大きく開ける)や、梅干を食べた時の様に全体的に真ん中に寄せるきもちで前に突き出したり、目をつぶって唇を中に引き込むようにして平面な顔を作ったりと、パン生地でもこねるように顔をゆるめます。それから、自分の手のひらで頬を包み、揉んだり、リフトアップもします。そして、鏡を見ながら自分の好きな笑顔を記憶して、鏡をはずしてその顔を再現してみて、再度鏡で確認する、という作業を繰り返します。こんな風に筋トレをくりかえすと、比較的早く自然な笑顔の持ち主に変身できますよ。女性は美容にもいいので是非トライしてみてくださいね。
笑顔は、たくさんの人に勇気や幸せな気持ちを与えますよね。是非このブログを読まれたみなさんも、笑顔パワーで自分の夢を実現させて下さい。
2009年05月18日(月曜日)
マメなやつが勝つ
学生ベンチャー社長の勢いを、ひとところよりはぼやけた感じもしますが、私が東京都の学生ベンチャー選手権でご縁があったとある社長は、今でも順調に業績を伸ばしています。その社長の特徴は、とにかく腰が低くマメなこと。40も半ばにさしかかる私にはマネのできないぐらい、必要だと感じようが感じまいが、紹介された社長さんや関係者に、自分の会社の紹介文やプレス記事などを持って、会いに出かけて行きます。そして、前後に必ず丁寧なお礼状や電話をしているようで、そんな彼の姿勢が内外にファンを増やしていくようです。
元来、こういうマメさは女性の持ち味とされて、確かに小さい会社であっても女性の社長さまたちには見習うべき方が多く、筆不精・メール不精・電話苦手な私は反省することしきりです。相手の細かいところもきちんと見ている人も多く、褒め上手というか関わり上手というか。これ、婚活だったらきっとどんな女性にも相手にされないだろうなあと思うと、まったく自分が男でなくて良かったと思っています。
マメというと、なんだか腰巾着とか、もみ手みたいな印象があるかも知れませんが、ビジネスにはもちろん頭脳も必要ですが、考えるより先に体が反射的に動くようなところも、とても大事なポイントです。つまり、それをやった方がいい、とか、損得を反芻してからアクションをおこすような慎重派ではなく、とりあえず体が相手の好む方に勝手に反応していく力とでも言えばいいのかもしれませんね。コミュニケーション力というと、とかく「言葉」の部分がクローズアップされがちですが、「人は見た目が9割」とか「第一印象は7秒で決まる」などの話なんかでもわかるように、実は言葉じゃないものの方が相手に伝わっていることが多く、ビジネスというのはそういう細かいものの積み重ねで出来上がっていくと思うんですよね。だからこそ、細かいアクションのマメさが積み重なり、その人の人間性や外側の評価を形作るわけです。
今日はあくまでビジネスの話をしていますので、本人のプライベートのマメさは横においておきますが、相手を気遣える、喜ばせることのできるアクションは、いろんな意味でその人を助けることも多いと思いますよ。ほら、「情けは人の為ならず」「芸は身を助く」とかね。そんな風に考えると、マメっていうのは、情けと芸を足して2で割ったものかもしれないですねえ。私もかばんにしまいっぱなしの便箋に、お礼状ちゃんと書かなくっちゃ。みなさんは、いかが思われますか?
