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NICTの研究成果とビジネスアイデアのマッチングイベント 〜 募集案内


情報通信研究機構の研究成果を社会還元する取り組みの一環、及びICTベンチャーによる新たなビジネス機会の創出を目指す取り組みとして、研究成果とICTベンチャーとのマッチングの機会を設けます。

今回は、情報通信研究機構の9件の研究成果について、今後、具体的なビジネスにつなげていくこと等を目的に、様々な視点からの幅広い提案やアイデアまたは要素技術を募集します。

つきましては、説明会を開催いたしますので、奮ってご参加ください。

nictprogram

アイコン日時

12月12日(月) 14:00~16:00
申込〆切

アイコン主催

独立行政法人情報通信研究機構

アイコンプログラム

■ステップ(1)

1.情報通信研究機構の9件の研究成果について概要説明 (30分程度)

1)さわれる、鳴らせる、嗅げる、4感3Dディスプレイ

物の3D映像、感触、接触音、さらには香りをインタラクティブに体験できる超臨場感コミュニケーションシステムを開発しました。3D映像に加えて、力覚情報を伝えるペン型デバイスで、さわる位置、強さ、さわり方に合わせて、感触(ざらつき感や硬さ)や接触音をユーザの動きに合わせて提示できるほか、小さな穴からユーザの鼻をめがけて特定の香りを任意の時間噴射できる「マイクロ・アロマ・シューター」を装備しています。商品を店先や街角でインタラクティブに体験できるデジタルサイネージ、デジタルミュージアム、癒しを与えるアロマセラピー、火災などの訓練シミュレータ、各種体感ゲームなど、視覚や聴覚のみならず触覚や嗅覚を用いた様々なアプリケーションへの展開が期待できます。

2)曲げられる、着られるアンテナ

移動体衛星通信用マイクロストリップアンテナの研究成果を発展させ、簡単に服に縫いつけることができる布製のアンテナを開発しました。2.4~2.5GHz用のため、無線LANやRFID(電子タグ)に適用できます。同アンテナは、通常のアンテナ(マイクロストリップアンテナ)とほぼ同等な感度(利得)を持ち、写真の通りUの字になるまで曲げても利得は2dB劣化する程度のため、多少曲げても使用可能です。フェルト生地など安価な材料を使うため、製造コストは安く抑えられます。

3)UWBハイバンドを用いたBANシステムの開発(国内UWB制度に準拠・TELEC認証済)

UWBハイバンド(7.25~10.25 GHz)を用いたボディエリアネットワーク(BAN)の開発に成功しました。UWBの制度上、UWBハイバンドは2011年以降も継続利用が可能であり、人体に取り付けやすい腕時計型など装置の小型化やUWBの特長を生かした省電力化も実現しています。このシステムを用いれば、健康見守りなどで重要視されている各種人体データのリアルタイム収集が可能になるほか、高い伝送速度を生かしてゲームコントローラなどへの搭載も考えられ、また、既存のインフラと組み合わせて用いることで、信頼性の高い健康・安全ネットワークが構築できます。

4)置くだけで通信ができる新しい情報インターフェース

床、壁、服などといった人間・機械・環境の接する界面がネットワークとして機能する「サーフェイスLAN」という、今までにない通信形態と通信領域の提供を可能とする技術を開発しました。この通信技術は、有線通信の高速性を実現しつつ、端末ごとの配線が不要で電波が空間に広がらないため、高セキュリティ性と利便性を兼ね備えており、広範な分野での活用が期待できます。 例えば、従来のAVラックにつながれている煩雑な配線から解放され、ケーブルフリーな生活空間が創出できます。また、空間中の電波と干渉しないうえに、電力供給もできることから、従来にない公共スペースを生み出すことができます。さらに、柔軟な通信媒体に膨大な数の微小センサを付けることにより、体の動きや生体情報をリアルタイムに収集し、保健・介護医療器具を制御することも可能です。

5)音声翻訳アプリケーション開発キット

音声翻訳アプリケーションVoiceTraを昨年8月より、AppStoreおよびAndroidマーケットで一般に公開して実証実験を行っています。今回新たにVoiceTraのような音声翻訳アプリケーションを簡単に開発できるソフトウェア開発キット(SDK)の無料一般公開を開始しました。iOSおよびAndroidに対応しています。このSDKを用いることにより、音声認識、テキスト翻訳、音声合成の各機能を容易に利用することができ、これらの機能を有する各種アプリケーションやサービスを開発し実用化することが可能です。

6)RFIDケータイ、及びRFIDを用いた音声読み上げ端末

データの書き換えが可能なRFID(電子タグ)を伝言板等として活用するための端末アプリを開発しました。この新しいシステムではRFIDをいわば「書き換えられるバーコード」として使うため、単にモノの識別(ID)に使う一般的なRFIDにはない応用が可能です。携帯電話端末(au E05SH)からRFIDに文字列データを読み書きできる(写真左)ほか、RFIDに書き込まれた文字列データを合成音声で読み上げる Windows PCソフト(写真右)も開発しています。

7)TDW(タイルドディスプレー)のための大規模画像表示技術

4Kを超える大規模画像・動画像表示が実用化されつつあり、NICTでは、25Kや32Kなどといった大規模なTDW(タイルドディスプレー)を構築してきました。このような大画面に動画像を表示するためには、10Gbpsクラスのネットワークによるデータストレージからの高速なデータ伝送技術が必要ですが、現在の技術ではディスクI/Oの制約のため実現していません。そこで、32KクラスのTDWに動画像を表示するための分散ストレージからのデータ伝送技術を開発しました。これにより、様々な分野でのTDWの利活用が期待できます。

  • 【要望事項】 この新しい仕組みを使ったビジネスアイデアを募集!!

8)災害に強い分散データセンター技術

JGN-Xテストベッドネットワーク上において、可用性・対災害性に富んだ大規模分散ストレージシステムの試験開発を行っています。現在、クラウドによるデータストレージサービスがビジネス化されていますが、国内において、大規模な分散ストレージシステムによるサービスはまだ実現していません。東日本大震災の例を見るまでもなく、地域災害時にもデータが失われることがない分散型クラウドストレージ技術は、これからのクラウドビジネスにおいて必須です。

9)歪のない空中映像を提示可能な結像光学素子

平面鏡と同じ面対称位置に、実像を結像させることができる光学素子の開発に成功しています。これを用いると、あたかも鏡に映すように、立体物の歪みなく空中に投影することができます。現在、50mm角光学素子の量産試作に成功しており、用途開拓によって製品化可能です。

 

2.各研究成果についてのポスターセッション方式による個別の質疑応答 (90分程度)

※本説明会開催後、ステップ(2)としてベンチャー企業からの提案やアイデアを募集します。応募された提案やアイデアについては、ステップ(3)として、提案者よりNICTに対して、個別にプレゼンをしていただく予定です。また、提案者から要望があった場合にはメンターやVCなどが同席する場合もあります。

※個別プレゼン会にて提案いただいたアイデア等については、その実用化に向け提案者が必要とする支援内容(技術指導、取引先/事業提携先の開拓、事業資金獲得等)を相談の上、情報通信研究機構の各種サポートを受けることが可能です。

アイコン定員

20社程度。定員になり次第に受付を終了します。

アイコン参加要項

  • 対象
    情報通信分野のベンチャー企業の方、創業を目指している方、情報通信技術を活用してのビジネス展開を目指すベンチャー企業の方、及び、情報通信分野のベンチャー企業と係わりのある業務を行っている方。

アイコン参加費用

無料

アイコン会場

独立行政法人情報通信研究機構(NICT)麹町会議室(東京都千代田区麹町5-4 KY麹町ビル4階

アイコンお問い合せ先

情報通信ベンチャー支援センター事務局
お問合せは こちら  のフォームからお願いいたします。