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交流ネットワークサロン:ドコモの法人向け位置情報サービスの取組みについて 〜 開催報告

講義風景その1 講師ら3名の写真 開催報告
日時 7月29日(木) 15:00〜18:00
場所 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)麹町会議室

アイコン概要

株式会社NTTドコモ 法人事業部ソリューションビジネス部 第二ソリューション担当・第一 担当課長の岡本氏を講師にお招きし、同社の法人向け位置情報サービスの取組みについて、事例を踏まえご紹介頂きました。位置情報サービスに興味のあるベンチャー経営に係わる参加者が集まり、同サービスの特長、現状のサービス内容等について詳しくお話を伺いました。講義終了後、参加者と名刺交換をされるなど、交流を深めました。

■ベンチャー向けNICT最新技術セミナー

「NTTドコモの法人向け位置情報サービスの取り組み」

【講 師】株式会社NTTドコモ 法人事業部ソリューションビジネス部
      第二ソリューション担当・第一
      担当課長 岡本 武 氏

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■勉強会でのポイント

○はじめに〜ドコモの取り組み概要

  • エリアに関する顧客満足度向上:48時間以内の訪問対応、エリア・ネットワーク品質の向上
  • LTE導入に向けた取り組み:2010年12月に導入、2010年度のLTE向け設備投資は350億円規模を想定
  • 法人営業における顧客満足度向上:J.D. パワーアジア・パシフィックによる法人向け顧客満足度調査で第1位(2009年9月)
  • 携帯電話の特性を生かす取り組み:リアルタイム性、個人認証、位置情報を組み合わせて、個別サービスを提供、社会的課題を解決

 

1.ドコモの提供する位置情報の特長

 ○豊富なGPS対応端末
  GPSケータイ73機種+GPS専用端末(1機種)(2010年7月23日現在)

 ○GPSに加え基地局による補完
  GPS測位に加え精度の高い基地局測位方式を採用し、駅や地下街でも精度の高い位置情報を提供

 

2.法人向け位置情報の現状

 

NTT

3.位置情報プラットフォームサービス『ビジネスmopera GPSロケーション』の紹介
  • 位置情報提供機能(第三者検索機能):端末の現在地を検索できる
  • 現在地通知受信機能(緊急通報受信機能):端末から通知される現在地を受信できる

 ○サービスの特長

  • 豊富な導入形態を用意
  • 話中位置通知が可能
  • 端末側が通話中でも検索可能
  • ドコモのGPS対応端末ほとんどに対応
  • 位置検索・通知に掛かるパケット料は無料
  • 駅や地下街でも精度の高い位置情報を提供

 ○導入形態位置情報と連携したシステムを、社内はもちろん、一般顧客へのサービスにも利用可能。
   ビジネスの目的・内容・規模に応じた導入形態(ASP利用、パッケージ導入、自社構築)を選択できる。

 ○利用料金・手数料等
   http://www.docomo.biz/html/service/gpslocation/rate.html

 ○対応ソフト・サービス
   http://www.docomo.biz/html/service/gpslocation/software.html

 

4.法人向けiアプリDXとオートGPSの紹介

 ○法人向けiアプリDX概要APIの使用について制限緩和され、iアプリでは利用できない位置情報などの機能や
   外部機器(Bluetooth)などと連携が可能(ただし、審査などが必要になる)

 ○iアプリコール(サーバなどからの要求により指定したiアプリを起動可能)利用イメージ

  • 第三者検索:端末の位置情報を検索可能
  • グループウェア連携:外出中の上司に承認依頼、回答受信
  • 遠隔データ削除:端末のアプリのデータを削除
  • 業務指示:現場の作業員に業務を指示、報告を受信

 ○オートGPS概要iアプリDXにて設定情報を設定しておくだけで、端末の位置情報をバックグラウンドで定期的に測位して、
  自動でサービス提供者に提供し続ける機能。オートGPSを利用すると、ユーザの現在地と連動したPUSH型情報配信
  サービスなど、様々な位置情報連動サービスの提供が可能。

 

5.サービス事例の紹介
  • ロードサービス【保険会社・コールセンター】
  • 迷子探索サービス【ショッピングセンター】
  • 車輌管理【産廃事業者】
  • オートGPS対応iコンシェルサービス【航空会社】
  • 損害保険会社のサービス
  • 要員管理のサービス
  • 業務報告のサービス
  • 学生の出席確認及びスクールバス管理のサービス
  • 登下校管理及び子供見守りサービス【こどモニタ】

Q&A

質疑応答では、活発な意見交換が行われました。

Q:位置情報はどこまで詳しく把握できるか。

A:  基地局装置によって位置を割り出しているので、基地局装置を建物の各部屋に設置すれば建物のどの部屋にいるかまで割り出せるが、その分基地局装置の設置数が増え、コスト高となる。

Q:機器にGPSを組み込んで利用できる程度までコストは下がるか。

A:  人の持つ携帯電話における需要は飽和しつつあり、新しい収入源は組み込み系となってきていることを踏まえ、従来より安価な体系を検討している。

Q:GPSを使って店舗の情報を集めたような事例はあるか。あるとすれば、その際の費用はどの程度か。

A:  広告代理店が参加し同様の事業を行った事例はあるが、実験ベースのものが大半ではないか。神奈川県の“かながわ安全安心まっぷ”では、地域の危険な場所等を位置情報とともに登録できる。店舗では、利用者の属性を登録しておき、商品のリコメンド情報を配信している。

A:  費用は規模によるが、数百万円〜数千万円程度になる。

 

参加者の声

  • 面白かったです。1つのテーマ(今回はGPS)について色々な分野の人と話が出来て良かったと思います。
  • 初めて参加させて頂いて、講師とのやりとりよりも参加者同志のやり取りが多い点か、他のセミナーなどとは違うという印象を受けました。