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ICTベンチャー知的財産戦略セミナー(札幌) 〜 開催報告

開催報告
日時 9月3日(木)
9月17日(木)
10月1日(木)
10月15日(木)
場所 会場:北海道総合通信局 第1会議室

アイコン概要

■開催報告
総務省北海道総合通信局、日本弁理士会、独立行政法人情報通信研究機構と共催で、北海道地域の情報通信ベンチャーの創業・経営への一層の支援を目指し、「ICTベンチャー知的財産戦略セミナー(札幌)」(全4回)を開催致しました。

第1回「知っておきたい著作権の法的知識」:9月3日(木) 13:00〜17:00

■講義概要
日本弁理士会(中村 北海道支部支部長)からの開催挨拶からはじまり、講師の中川裕幸弁理士より、著作権法の基礎を中心に著作権法で保護される「著作物」とは何か、実際の例を演習しながら、知的財産権における著作権の位置づけや著作権法の基礎を解説する講義がありました。
講義終了後、講師である中川弁理士、他の弁理士の方と受講者を交えて交流会を開催しました。 講義に引き続き、中川弁理士に質問をする受講者が後を絶ちませんでした。また、他の弁理士の方々と受講者との間でも名刺交換、情報交換が積極的に行われる有意義な交流会となりました。

■講義内容
著作権と一言でいっても4つの権利が存在し、複製を認めない「著作権」の他に、著作者の人格を守る「著作者人格権」、レコード製作者等が有する「著作隣接権」、実演家が有する「実演家人格権」があるという説明を皮切りに、著作物性の判断や類似の判断の難しさについて判決例を挙げながら講義されました。また、著作権契約ならではの留意点、例えば翻案権等について明記しなければ著作者に留保される点などをわかりやすく説明されるとともに、著作権とモラルという難題にまで示唆を与えられました。
 (1)どのようなものが著作物として保護されるのか
 (2)著作者はどのような権利を有するのか
 (3)著作権者はどのような権利を有するのか
 (4)著作権者の許可無く自由利用できる場合について
 (5)ビジネスで著作物を扱うに際に必要となる著作権以外の知識
 (6)著作権と他の権利との関係について

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■講師
  中川 裕幸 弁理士

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第2回「著作権ケーススタディ」:9月17日(木) 13:00〜17:00

■講義概要
第2回目のセミナーでは、前回の講義内容のおさらいも行いつつ、講師の峯 唯夫弁理士から「著作権ケーススタディ」をテーマとした講義が行われました。冒頭から随時質問を受けつつ、また演習をとり混ぜ進めるといった講義であったこともあり、講師と受講者との間で活発な議論のある熱のこもった内容となりました。
講義終了後は、峯弁理士に質問をしたい受講者が多数集まり、にぎやかな情報交流会となりました。

■講義内容
企業活動を行う際に、著作権法上どのような留意点が存在するのか、実際の事件など具体的な例を挙げつつ解説いただきました。
 (1)著作物性、著作者・著作権者はだれか
 (2)翻案の有無、引用の有無、氏名表示の要否、編集著作権のチェックポイント
 (3)通信特有の権利としての公衆送信権や自動公衆送信権、送信可能化権等
 (4)ホームページ特有の留意点
 (5)商品・サービス自体が著作権と関わる問題

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■講師
  峯 唯夫 弁理士

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第3回「ICTベンチャーにまつわる契約のイロハ」:10月1日(木) 13:00〜17:00

■講義概要
第3回目の講義は、並川啓志 弁理士より「ICTベンチャーにまつわる契約のイロハ」というテーマで、随所に豊富な業務経験に基づくお話やクイズ形式を取り入れつつ実施されました。受講者が理解しやすいよう、わかりやすい言葉を使った丁寧な説明での講義がなされ、会場の雰囲気は、時折の冗談に笑いが生じたり、気軽な感じで質問が出される等和やかなものでした。

■講義内容
ICTベンチャー企業関連者を対象として、主に著作権を中心とした、委託、受託、共同開発等における契約書について、記載すべき事項等を解説いただきました。
 (1)契約書作成の意義・役割
 (2)秘密保持契約
 (3)共同研究開発契約
 (4)ソフトウェア 開発委託契約

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■講師
  並川 啓志 弁理士

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第4回「知っておくべき法的リスクと対処法」:10月15日(木) 13:00〜17:00

■講義概要
第4回目の講義は牧山 嘉道 弁護士・弁理士により、前半に、法的リスクとその危機管理について講義が実施され、後半は、受講者を3つのグループに分けてのバスセッションが行われました。バズセッションでは、最初、論議の方向性が定まらず、活発な議論になるまでに時間を要した部分もありましたが、補助講師である弁理士の、グループの議論に対する適切なサポートにより、次第に弾んだ議論となりました。
講義終了後の情報交流会は、第4回目のセミナーであったこともあり、受講者間で顔見知りも多く、様々な話題で話が盛り上がり、受講者間での交流が深められました。

■講義内容
講義の前半では、企業の存在意義や発展の基礎、法的リスクのマネジメント、インターネットと著作権、契約と営業秘密について、網羅的な説明がなされました。また、後半はバズセッション(事例分析)として、事故・不祥事への対応や契約書の分析と契約のポイントについて、演習が行われました。
 (1)企業の発展の基礎
 (2)法的リスクのマネジメント
 (3)インターネットと著作権
 (4)契約と著作権・営業秘密
(バズセッションの内容)
・グループ毎に、別々の事案について30分程度の論議と、その結果の発表
・ソフトウエアライセンス契約と秘密保持契約の内容について、グループ毎の分析と、その結果の発表

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■講師
  牧山 嘉道 弁護士・弁理士

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