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ICTベンチャー知的財産戦略セミナー(宇部) 〜 開催報告

開催報告
日時 8月27日(木)
9月10日(木)
9月24日(木)
10月8日(木)
場所 会場:山口県産業技術センター

アイコン概要

■開催報告
総務省中国総合通信局、経済産業省中国経済産業局、社団法人山口県情報産業協会、日本弁理士会、独立行政法人情報通信研究機構と共催で、中国地域の情報通信ベンチャーの創業・経営への一層の支援を目指し、「ICTベンチャー知的財産戦略セミナー(宇部)」(全4回)を開催致しました。

第1回「知的財産の基礎」:8月27日(木) 13:00〜16:30

■講義概要
総務省中国総合通信局(松山 情報通信連携推進課課長)および日本弁理士会(井上 中国支部長)からの開催挨拶からはじまり、講師の阪田俊彦弁理士より、ベンチャー企業等にとっての特許や商標、著作権などの知的財産についてわかりやすく解説いただきました。
講義終了後、阪田弁理士ほか主催者を交え受講者の情報収集・交換の場として情報交流会が行われました。講師に積極的に質問する受講者もおり、参加者間での名刺交換等も活発に行われ、参加者においては有意義な交流会となりました。

■講義内容
「知的財産の基礎」という講演のテーマのもと、下記のような講義が行われました。
(1)知的財産権に関する基礎的な知識習得を目指し、弁理士について、特許権・実用新案権を始めとする知的財産権の種類と違いについて、具体例を挙げながらの解説
(2)各知的財産権とその根拠となる法律の関係についての解説。法律により規定されている権利と判例法に基づく権利の違い、条約の優越などについての説明。
(3)著作権の問題点や創業時に注意すべき点について、受講者へのアドバイス。

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■講師
  阪田 俊彦 弁理士

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第2回「知っておきたい著作権の法的知識と事例」:9月10日(木) 13:00〜17:00

■講義概要
第2回目の講義は、講師の森 寿夫 弁理士より、著作権法で保護される著作物とはどのようなものか、著作権の種類・内容はどのようになっているのか、著作物を自由実施できる場合、著作者と著作権者の違いといった観点から、ICTビジネスで著作権が関わってくる具体例をもとに、講演いただきました。
最初に身近な著作権問題を挙げ、著作権に関する説明をしつつ、その問題に関する解説を行うと同時に、各種事例とそれに関する解説を織り交ぜながら講義を進めたことで、講師の巧みな話術も加わり、非常にわかりやすく、大変良い雰囲気の講義となりました。

■講義内容
著作権に関して、具体的な事例をもとに、下記のようなポイントを踏まえつつ講義がされました。
 (1)著作権の位置づけ(産業財産権との関連)
 (2)権利の対象となる著作物(一般的著作物、特殊な著作物、著作権の無いもの)
 (3)著作権の権利(著作者人格権、伝達者の権利)
 (4)著作権(財産権)の内容(複製権、公衆に提示・提供する権利、二次著作物に関する権利
 (5)著作者人格権の内容(公表権、氏名表示権、同一性保持権)
 (6)著作隣接権の内容(実演家、レコード製作者、放送事業者、有線放送事業者)
 (7)著作権の制限(私的使用、図書館、引用、教育機関、試験、行政、非営利等)
 (8)著作権(財産権)の保護期間(死後、例外、計算方法、外国)
 (9)ソフトウェアの著作権登録制度

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■講師
  森 寿夫 弁理士

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第3回「ICTベンチャーにまつわる契約のイロハ」:9月24日(木) 13:00〜17:00

■講義概要
第3回目の講義は、講師の藤川 義人 弁護士・弁理士より、ICTビジネスを行う上で知っておくべき契約の基礎について、講演いただきました。講演は、各種法令と判例を例示しつつ、その解説を行うという形で進められた。限られた時間の中で、様々な範囲の問題について、多くの資料を活用しつつ丁寧に説明がなされた。

■講義内容
契約にはどのような種類があるか、契約の種類によって法的な意味はどのように違うか、契約締結時や締結後どのような点に注意すべきなのかといったポイントを抑えつつ、下記の内容の講義がなされました。
 (1)契約書作成の意義・役割
 (2)秘密保持契約
 (3)共同研究開発契約
 (4)ソフトウェア 開発委託契約

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■講師
  藤川 義人 弁護士・弁理士

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第4回「知っておくべき法的リスクと対処法」:10月8日(木) 13:00〜17:00

■講義概要
第4回目の講義は、総務省中国総合通信局(笠木 情報通信部長)および日本弁理士会(井上 中国支部長)からの開催挨拶からはじまり、講師の三山 峻司 弁護士・弁理士より、ICTビジネスにはどのような法的リスクがあるか、それを回避するにはどうすればよいかといったことについて、豊富な実例をもとに講演いただきました。
多くの講義資料を活用しつつ、さらに契約書の雛型も参考にしながら、特にポイントになる個所については詳しく解説いただきました。また、事例を説明する際には、受講者から意見を聞きつつ、より理解しやすい解説をされるなど、講師と受講者との双方向的な講義となりました。

■講義内容
現在急速に進展するデジタル化やネットワーク化に伴う情報の価値、加工、伝達等に特徴的な点を説明いただくとともに、情報や著作物を発信する側と利用する側の双方における問題点等について裁判例を用いて解説いただきました。さらには、ICTベンチャーに関係が深いと思われる、秘密保持契約書及びキャラクターの商品化許諾契約書の具体例も解説いただきました。
 (1)ICTベンチャーが遭遇する可能性の高い実務的な諸問題
 (2)被侵害著作物と侵害物の対照における類似性や依拠など問題となりやすい箇所
 (3)秘密保持及びキャラクター商品化許諾のための契約書例
 (4)係争に巻き込まれないための事前対処法、巻き込まれた事後の対処方法

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■講師
  三山 峻司 弁護士・弁理士

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